[bike]宗谷岬年越しツーリング2015→2016 part9(最終回) 札幌→小樽→苫小牧港→大洗港

宗谷岬年越ツーリング2015-16

札幌

2016年1月3日 – ツーリング6日目

珍しく日の出後のAM08:10頃に起きます。

今日は北海道最終日でPM18:45苫小牧発フェリーに乗船=PM17:00頃までに苫小牧港に到着すればよく時間に余裕があります。しかし、帰り道へ直行するだけの消化試合みたいな最終日も寂しいので小樽へ寄ることにしました。

暖房機の前に広げた二人分の荷物を片付けます。
乾ききらず微妙に湿った防寒着とブーツを嫌々ながら着込みます。

先に荷物の積み込みを終えた私が先にゲストハウスを出発して小樽待ち合わせとなりました。
リンさんの三輪車のほうが速いから途中で追いつかれるでしょう。

ゲストハウスを出発

AM09:15 札幌を出発。
ゲストハウス前はガチガチの凍結路で歩行者が足を滑らせながら歩いています。

それでも少し先に進めば凍結部分はほとんど消えています。

小樽

AM09:50頃 R5を北上して小樽市に入ります。
スノータイヤで走るのが辛いくらいの良好な路面です。

流れが速い道路を順調に走ります。
張碓トンネルを抜けると右側には石狩湾の絶景が広がっています。

道路に雪が無いと安全快適なのに、ずっと苦労してきた雪が無くなると寂しいような妙な気分になってきます。

小樽の観光名所巡り

AM10:20 小樽中心部に到着。
橋の上から小樽港のフェリーが見え、歩道には観光客が大勢歩いています。

小樽運河の例の場所。

観光客が歩き回っている歩道だけは分厚い氷に覆われてて、みんなで足元を滑らせながら歩いています。

運河周辺を一回りしてから堺町通り商店街へ。
観光客が安全確認せずに横断したり車道の真ん中を歩いていてひたすら徐行と停止を繰り返します。

今回のツーリングで北海道を巡った中で小樽は明らかに外国人観光客が多く、日本語を話してる人のほうが少ないくらいです。

六花亭で一服&買い物

堺町通りにある六花亭の支店に入り休憩。

ここで自分用とバラまき用にお土産を買います。
バイクにお土産(しかも食べ物)を積む余裕は無く持ち帰りは無理。自動注文機で自宅に発送するよう手配します。

2階に併設されているカフェで六花亭のお菓子とコーヒーを注文して一服していきます。

リンさんは小樽から離れた別の場所にいるらしく会えずじまい。
それじゃあフェリー出航に間に合う時間に苫小牧港に集合でいいよね、ということになりました。

一旦札幌へ戻る

小樽を出発して来た道を戻り札幌を通過。
路面は中途半端に溶けた茶色の残雪があるだけです。

このままR36を直進すれば苫小牧港まで安全かつで早めに着くのは分かっていましたが、せっかくなので苫小牧までの実走距離があまり変わらないR453→R276を経由して支笏湖方面へ向かいます。

支笏湖

町有林橋(札幌市)からの真駒内川
また小雪がちらついてきます。

恵庭市に入った辺りの道路。
2車線道路の左側が雪に埋もれているように見えますが、夏に撮影された画像と比較すると、除雪されていない左側一帯はかなり広めの歩道のようです。

支笏湖を望む展望台

恵庭岳を越えた先にあるポロピナイ展望台に立ち寄ります。

支笏湖・樽前山の他、今から走る湖畔の道路も遠くまで一望出来ます。

支笏湖畔

その湖畔沿いの道路を南東へ進みます。

曇り空から射す太陽に湖面が照らされて幻想的です。

支笏湖畔を走っていると中国語・韓国語・英語の交通案内が目立ちます。
外国人観光客がレンタカーでこの辺りを走り回っているためと思われるのでしょうが、凍結路でのレンタカー運転は怖くないのでしょうか。

支笏湖ビジターセンター駐車場でバイク停めようとしたら、同じ駐車場にXTZ125を発見。おそらく同じフェリーに乗るライダーさんでしょう。

湖畔から支笏湖を撮影。

夕陽が沈みそうな景色ですが、これでもPM14:50頃です。

苫小牧港への帰路

支笏湖からはR276苫小牧へ。
地図で見た通りのほぼ一直線道路で、走っていて途中で飽きてきます。

港に近付いてくると路肩にも歩道にもほとんど雪がありません。
フェリーに乗る前に”雪の北海道ツーリング”は終わっていました。

フェリーターミナルに行く前にセイコマートでお約束のカツゲンとガラナを買っておきます。

雪や泥や融雪剤で汚れまくっても最後まで動いてくれたSPARK135
タイ生産の南国向けバイクなんか冬の北海道を走破出来るわけがない…という心配も無用でした。

苫小牧港

PM16:10 苫小牧港フェリーターミナルに到着。

真っ先にリンさんと三輪車を見つけます。
支笏湖で見かけたXTZ125のライダーさんがスパイクタイヤからノーマルタイヤに交換作業中。

乗船待ちのライダーの皆さん。
無事帰還おめでとうございます。

フェリー乗船

港にはフェリーが3隻停泊していて、今から乗船するさんふらわあ さっぽろ(商船三井フェリー)は一番端で待機しています。

PM17:00 二輪車の乗船開始。

出発準備に手間取っていたら他ライダーの皆さんはほぼ全員が先に乗船してしまい、私は少し遅れて別の入口から乗船することになってしまいます。

船内はお正月の演出。
というか、すっかり正月だということを忘れていました。

雑魚寝部屋に荷物を置いて着替えを済ませても出航まで1時間くらい時間があります。
とりあえず先にレストランへ行ってビュッフェで夕食を済ませます。

そして食事中のPM18:45、出航を知らせる汽笛が船内にも響きます。

フェリー出航

慌ててカメラを持って外部デッキに出て出航の様子を撮影。

港では作業員さん達がずっとフェリーに向かって手を振りお見送り。目の前にいる小さなお子さんが手を振り返しながらかわいく「北海道バイバイ!」と囁いています。

ゆっくりと離れていく苫小牧港を眺めつつ、無事に走破出来た安堵感と、なかなか体験出来ない旅が終わったことへの寂しさがこみ上げてきます。

レストランに戻り食事の続きを済ませたら風呂で温まります。

年越しライダーの宴会

20時頃、階段横の狭いスペースにライダー十数人で集まり宴会が始まっています。
それぞれ手持ちの酒やお菓子を持ち寄り、私は札幌で買ったチョコレートを開封。

完走して無事にこのフェリーに乗れたことを祝って乾杯をして、ツーリングの報告をしたり撮った画像を見せあったりして盛り上がります。私は途中で眠くなって22時を過ぎた頃にお先に離脱して横になります。
その後の宴会は日付が変わるまで続いたそうです。

2016年1月4日 – ツーリング7日目

フェリーの雑魚寝部屋で日の出を見る気力もなく、いつ起きたのか分からないくらい遅い目覚め。

とりあえず外部デッキに出てみると穏やかな天気です。

朝食→風呂→寝る→昼食と模範的なフェリー生活を実践しつつ動画撮ったり売店に行ったりして過ごします。

大洗港

PM14:00 定刻通りに大洗港フェリーターミナルに到着。

1月4日なのに気温が16℃、とてつもない暑さです。

防寒着なんて着たくないけど今からジャケットを収納する時間は無く、とりあえず無駄に暑い服装で下船準備を始めます。

フェリーから下船し一週間ぶりに関東へ上陸。

帰路へ

記念撮影しようと停車してカメラを出そうとしたところ、そこに停車しちゃダメと注意されバイクを移動し、そのまま流れ解散へ。

常磐自動車道上りを、久しぶりの100km/h走行で帰路へ着きます。

宗谷岬年越しツーリング-その後

三輪車その後

2016年3月 – ツーリングその後

宗谷岬年越しツーリングから2か月後、2016年3月末に東京ビッグサイトで開催された第43回東京モーターサイクルショー

ADIVAブースにはリンさんが使った三輪車が展示されました。
私が撮影した画像も使われていました。

リンさんはADIVA社員ではなく、単にADIVA JAPAN関係者の個人的なお友達というだけでADIVAで働いた経歴は無く、このADIVAブースも関係者枠で入場していただけでした。
この三輪車もツーリング後に手放したそうです。

リンさんと記念撮影。

SPARK135その後

私は雪中仕様のSPARK135をノーマル仕様に戻してからは友達に譲ることが決まりました。バイクが手元から離れても映像として思い出が残せただけで十分満足で、自分で作った動画を久しぶりに観ているとまた行ってみたくなることがあります。

宗谷岬年越しツーリングを終えて

10月下旬に何も考えないまま行くことに決め、12月下旬には出発していたから準備期間は2ヶ月。
本業の仕事で忙しい傍らでかなり余裕の無い準備でした。オフロード経験無し、キャンプ経験ほとんど無し、北海道ツーリング経験無し、こんな自分でも貴重な体験が出来ました。
また機会があれば宗谷岬到達に拘らず真冬の北海道をツーリングしてみたいと思います。

ツーリング動画

宗谷岬年越しツーリング [part8最終回] 2015 →2016 日本北海道跨年機車旅遊

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