- 5月8日台北
ホテルで朝食&プール
國父紀念館の衛兵交代を見学
ホテルをチェックアウト - 13:45台北松山空港出発
- 18:00羽田空港到着
- 20:00頃帰宅
台北
5月8日 – 台湾ツーリング10日目(最終日)
6:30に目が覚めます。
寝心地が良過ぎて起き上がるのも面倒に感じつつこのまま二度寝ももったいないので、すぐに着替えて朝食に向かいます。
スイート宿泊客は36階のホライゾンクラブラウンジまたは6階の遠東CAFEのどちらかを選べます。
ホテルのクラブラウンジで朝食
今朝も景色が良くて空いている36階のクラブラウンジへ。
着座してすぐにスタッフさんが卵料理のオーダーを伺いに来ます。
豊富なメニューが揃っている中でいかにもシャングリラ台北な名前のEggs Marco Poloを選びました。
今朝だけは急いでホテルを出発する必要が無く、静かにのんびりと朝食を味わいます。
食後はシャワー代わりに屋上プールへ泳ぎに行きます。
公式サイトでは6:00オープンと記載されていますがベルキャプテンから聞いた話では5:30から開けているそうです。そんな早朝にプール利用客がいるのか?と疑問に思いましたが、プール利用よりもプール横の展望デッキで日の出を眺めるために早朝から来るお客さんがいるそうです。
ホテル屋上展望台からの景色
その朝の展望デッキの様子。
水着を着ていない宿泊客が出入りしています。
朝8:30の台北の街並。今日も薄曇りです。
ホテル屋上プール&ジャグジー
景色の後はもちろんプールへ。
飛び込んで少し泳ぐだけで目が冴えてきます。
昨夜は家族連れ客が独占していて入れなかったジャグジーを今朝は私一人で独占しました。
ジャグジーは35度くらいの温水になっていてプールよりも暖かく、やや肌寒い台北の朝でも快適に寛げます。もうこのまま寝ていたい気分になります。
プールを出てから部屋に戻って着替え、空港に向かうまでの数時間だけでも台北観光に出かけます。
國父紀念館で衛兵交代を見学
タクシーで10分で行ける近くの観光名所へ。
國父紀念館に到着。
國父とは中華民国(台湾)の初代臨時大総統・孫文を指し、國父紀念館には孫文に関する資料や展示が集められています。
館内では毎時00分になると人気の衛兵交代を見ることが出来ます。
國父紀念館の衛兵交代を動画で。
中央のメモリアルホールに鎮座する孫文の銅像。
直立不動の2人の衛兵と比べるとその大きさがよく判ります。
台湾の百元紙幣には孫文の肖像画が印刷されていて表情はふくよかな笑顔をしています。
それに対してこの銅像の表情は痩せていて笑顔も見せず威厳が滲み出ていました。
國父紀念館から一歩外へ出ると、壁際のスペースで太極拳しているお年寄りやダンスの練習をしている高校生が汗を流していて、厳かな館内とは対照的に庶民憩いの場になっています。
敷地内ではBMWの白バイとパトカーが待機していました。
帰国便の搭乗時刻が迫っていて今日の観光はこれだけです。
ホテルをチェックアウト
タクシーでホテルに戻り、ベルマンを呼んで既にパッキングが済んでいる荷物をロビーに運んでいただきます。
1階レセプションでチェックアウト。日本円か台湾元のどちらで支払うか確認されカードで支払いを済ませます。最後にものすごい美人の女性スタッフさんにこちらが恥ずかしいくらい満面の笑みで「ByeBye!」と手を振られて見送られました。
台北松山空港
タクシーで松山空港へ。
出国審査を済ませ、分かりづらい場所にある銀行をようやく探し当てて両替。
残金の31242TNDが87000JPYになりました。ツーリング中に使った現金は約63000円(ホテル6泊分+全食事代+全ガソリン代+スクーターレンタル料+その他雑費)になりました。意外と安上がりです。
全日空NH1186便は定刻の13:45(台湾時間)に出発しました。
羽田空港(日本)
18:00(日本時間)、羽田空港に到着。
手荷物検査で荷箱を開けるよう指示され、ヘルメットとか工具とか不審物が詰まった荷箱の中身を係官に取り出され入念にチェックされます。
カートを押してバス乗り場へ。
ゴールデンウィーク最終日だというのに人は少めです。
自宅方面行きのリムジンバスに乗り首都高から夕陽が見えます。
ほとんどの照明が消えてる看板、ライトアップしてない東京タワー、震災による交通規制を表示する電光掲示板…大震災からまだ59日目の現実が目に入ってきました。
ツーリング動画
台湾ツーリング2011 / 臺灣機車旅遊2011 – [ part 10 ](最終回)
台湾ツーリング(2011年)を終えて
今回のツーリングでは立ちゴケ、高山病罹患、その他細かいトラブルがありました。些細なトラブルでも海外ツーリングでは大きな事故につながりやすいことを承知していただけに反省すべき点も多くありつつも、行きたかった場所にはほぼ全て行けて無事に帰国出来、思い出深い旅となりました。
準備編にも書いたとおり、今回は台湾の道路を走るバイクツーリングではなくスクーターで移動する台湾旅行として計画しました。スクーター運転は移動手段の一つでしかなく、もしも私の趣味がバイクでなかったら電車やタクシーで移動してもほぼ同じような旅が出来たでしょう。スクーター運転が主たる目的ではなく、台湾の道路から見える景色やその先にある街と人であり、限られた時間の中で厳選して訪れた目的地はどこも魅力で溢れていました。
台湾の簡単な歴史と言葉を学んだうえで台湾各地を巡ってみると、日本統治時代の遺跡が大切に保存または現在も使用され、日本語もよく通じ、自分が日本人だからこそ楽しめる台湾旅行が出来たと自負しています。ただし、それは私が立てた旅の計画が良かったのではなく、過去の偉大な先人達が残してきた遺産を現代の旅行者である私が享受したに過ぎません。
かつて台湾が日本だった時代の史実を好意的に受け止め、今でもその歴史を大切にしていだだいている台湾人の皆様には心より感謝を申し上げます。
謝謝台湾。
(完)
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