[bike]台湾ツーリング2009 臺灣機車旅遊 – part1 計画と準備

台湾ツーリング2009

台湾の道路を合法的に走る制度が整っていた

韓国ツーリング完走から3年経ち日本国内でも遠距離ツーリングしない時期が続いていたところ、私のブログにときどきコメントしていただくライダーさんが「台湾でスクーターを借りてツーリングしてきた」とのことでその画像を公開していました。

「楽しそう」と思いつつ「台湾はジュネーブ条約締約国じゃないから国外運転免許証は無効だし、これって無免許違法では?」と疑問に思っていたら、日本の運転免許証所持者は合法的に台湾で運転が出来る制度が整ったことを初めて知りました。

台湾観光協会交通情報より

日本旅行客が台湾で運転をする場合、2007年9月21日から、日本の運転免許証を所持している方は、台湾で自動車等を運転することができるようになりました(要申請・条件有)。

知らないうちに、短期旅行の日本人でも日本の運転免許証を持っていれば比較的簡単な手続きのみで台湾での自動車運転を合法的に出来るようになっていました。

日本の運転免許を持つ日本人が台湾の公道を運転するための手続きは別記事にまとめました↓

台湾ツーリング準備開始

ここで安易にレンタルスクーターを借りて台湾ツーリングを思い立ちます。そしてここで一つの疑問が思い浮かびました。

台湾てどこにあるんだっけ?

行き先のことを知らないのにそこをツーリングすることだけ思いつく、韓国ツーリングを決めたときと同じパターンです。
さすがに韓国は一度ソウル旅行に行った経験はありましたが、台湾は未踏の地かつ台湾の地理や歴史もよく知らず、このときに初めてネット上の地図で台湾の正確な位置を知りました。

沖縄からそこそこ近くて九州とほぼ同じ面積であることが判ります。九州と同じくらいの国土を小型スクーターで周遊するから1週間もあれば十分と推測し、9月の連休を挟んで8日間の休暇を無理に取りました。
既に台湾ツーリング経験済みのライダーさんからアドバイスも頂き準備に取りかかりました。

運転免許の準備

前述の通り、日本の運転免許証を持つ日本人の私が台湾の公道でスクーターを運転するためには日本台湾交流協会かJAFが発行する中国語翻訳文があればいいだけです。当時(2009年)はネット申請方法がなく地元のJAF支部で郵送手続きして発行を依頼しました。

申請から約2週間後、JAFからの書留で中国語翻訳文(日本駕照中文翻譯)が送られてきました。

免許の準備はこれだけです。
私は日本における大型二輪免許を持っているので台湾で全ての二輪車に乗れることになります。

台湾交通部公路総局の監修による海外旅行者のための交通安全ガイド(日本語版)を熟読して交通規則を予習しておきました。

レンタルスクーターの手配

ツーリングですから台湾国内で乗るスクーターを確保しなくてはなりません。
台湾入国初日に台北市内でレンタルスクーター店を探して借りるか、それが出来ない場合はレンタルスクーター店がたくさんあることが判っている台中市か花蓮市まで電車移動して借りる計画を立てました。
ネット上で予約受付しているショップも数件見つけましたがが中国語がさっぱり分からず手続きが出来ません。台湾関連の掲示板等で質問したり、Yahoo!JAPAN知恵袋の台湾版であるYahoo奇摩 知識+でも調べてみました。中国語でスクーター=「機車」・レンタル=「出租」で、「機車 出租 台北」で検索してみるとレンタルスクーター店の店名と住所が見つかり、それをGoogleMapで確認します。
そのままストリートビューでレンタルスクーター=「機車出租」の看板を確認します。この方法で10軒ほど台北市内のレンタルスクーター店を見つけてプリントアウトしました。

走行ルート

まずは3年前の韓国ツーリングで学んだことを念頭に置きます。

1.渡航初日から長距離を走らない
 →慣れない国外の公道に出ていきなり長距離を走ろうとしても無理がある。
2.事前に厳密すぎるプランを立てない
 →予定通りに走れないと焦ってしまい危険かつ楽しくない。
3.宿泊は敷地内にバイクが停められる宿を選ぶ
 →スクーターの盗難や破損を避ける。
4.地図帳だけでなくナビも活用する
 →地図帳では正確な現在地が分かりにくい。

この方針を守ったうえで大雑把なルートを決めました。

1日目 台北市内でスクーターを確保、地図帳は書店・ナビは家電量販店で購入

2日目 台北市内とその近郊を巡って台北のホテルに戻る日帰りコース

3日目~ 無理のない範囲で台湾全土を一周

渡航する9月は台湾でも特に台風の上陸が多いシーズンで、既に台湾南部は巨大台風で甚大な被害が出たニュースも日本で報道されていました。台風ではなくても雨に降られる確率自体が高い季節で、天候に恵まれない場合はツーリングそのものをあきらめて単なる台湾旅行を楽しんでくるくらいの気持ちで臨みました。

航空便チケット購入

休暇が取れた9月17日(往便)-24日(復便)でANAエコノミークラスの航空便チケットを予約しました。
これでツーリングの出発日最終日台湾に持ち込める荷物の量が決まります。

荷物の準備

ツーリングとはいえ日本と台湾の往復は一般的な航空便での移動になります。
ANAエコノミークラスの荷物制限は私が渡航した当時で以下の制限がありました(現在はこの制限は変更されています)。

  • 機内持込 1個(3辺合計115cm以下かつ10kg以下)
  • 預け荷物 2個(3辺合計203cm以下かつ23kg以下)

収納方法と荷物を厳選

大きさ・重さに限度があることに加えて航空機に持ち込めめない禁止品も多く、荷物は極限まで減らして一部は現地調達で済ませることにしました。

収納は鍵付き荷箱・防水バック・バックパックの3点に厳選。

荷箱はバイク用小型トップケースとして定番製品のアイリスオーヤマRVBOX460。鍵付きで、雨天走行でも雨水が侵入しない程度の防水性能があり、箱の底にロープを通す穴がありスクーターのキャリアへ手軽に装着出来ます。3辺合計120cm程度で預け荷物には十分にコンパクトです。

RVBOX460のフタには荷掛けフックを装着してネット固定が出来るようにしたことと、箱の底面にスポンジを貼り付けてキャリアで固定したときの滑り止めにしました。

荷箱の中にロープ(荷箱固定用)・ヘルメット・ジャケット・グローブ・雨具・ワイヤーキー・撮影機材の一部・その他小物を収納したところです。ヘルメットがかなりの容量を占めています。現地で安売りヘルメットを買えば荷物は減らせますが、信頼に足りる性能のヘルメットは自分で用意したいので無理にでも持っていきます。

収納は用途別に分けて持ち物を分散させます。
これで航空機でツーリングの荷物を運べるようになりました。 

荷箱キャリアに固定主にバイク用品
防水バッグステップに載せる衣服・タオル等(落下させてもダメージが無い持ち物)
バックパック背負うパスポート・金銭・カメラ等(重要な持ち物)

台湾らしい持ち物としては、台湾で公共の温泉やプールに入るときに着用必須の水着キャップを用意しました。

その他の準備

台北市内のホテルを入国時1泊(9月17-18日)と出国時1泊(9月23-24日)に予約しました。その他の日程の宿はその日ごとに決めるつもりです。
旅行に最低限必要な中国語会話を覚え、ガイドブックとネットの情報で行きたい場所や走りたい道路を厳選しました。

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