[bike]韓国一周ツーリング2006 – 関釜フェリー(はまゆう/星希)乗船記

韓国ツーリング2006

私が韓国ツーリングで日韓往復に利用した船便は関釜フェリーが運行するはまゆうでした。
当記事ははまゆうにバイクを持ち込んで日韓を往復した際の乗船記です。

下関-釜山を交互に往復する2隻のフェリー

下関港~釜山港を往復するフェリーははまゆう<Hamayuu>とは別に、韓国の海運会社釜関フェリー(부관훼리,Pukuwan Ferry)が運行する星希<SeongHee,ソンヒ>という外観の似たフェリーがもう一隻あり、この2社の共同運航により交互に下関港釜山港を往復しています。

引用元 : 関釜フェリー 公式サイト

はまゆう(関釜フェリー)

総トン数:16,187トン
全長:162メートル
全幅:23.6メートル
旅客定員:460名

日本国内で運行される船舶とほぼ同規模のカーフェリー(RoPax)です。

客室

4等級/6種類です。

  • スイート(特別室) 
  • デラックス(特等室)
  • 1等室(4名洋室/2名洋室/和室)
  • 2等室(仕切無し・布団のみ)
引用元 : 関釜フェリー 公式サイト

私が利用した最安値の2等客室は国内ツーリングで使い慣れた大部屋の雑魚寝仕様です。
電源コンセントはAC100V日本仕様でした。

船内設備

・レストラン
夜2時間・早朝1時間のみの短い営業時間のレストランです。最高値メニューの定食でも1000円程度で良心的価格です。

・展望浴室
窓から船外を見渡せる大浴場が男女別で2か所あり、ロッカールームには無料で使える洗濯機と乾燥機が設置されています。

・免税売店
免税品の販売と同じ店舗内で弁当や菓子も販売されています。免税品といっても商品はほぼ酒とタバコのみです。免税品販売は日韓国境外の公海上でのみ営業となります。

・自動販売機
アルコール類が免税となるため日本国内よりも激安で購入出来ます。逆に非アルコール飲料は日本国内の倍以上の値段で販売されています。免税品販売と同じくアルコール類の自動販売機は公海上でのみ稼働します。

・ホール
自由に過ごせるテーブルが置いてある他、バイク持ち込み客が下船の際に声をかける案内カウンターもここにあります。

・車両甲板
日韓の物流に関わるトレーラーとトラックで埋め尽くされていて、自家用車やバイクの持ち込みはごくごく少数です。二輪車専用スペースもありません。

星希(釜関フェリー)

総トン数:16,875トン
全長:162メートル
全幅:23.6メートル
旅客定員:562名

私は乗船したことはありませんがはまゆうと交互に航行されている船体です。
はまゆうよりも旅客定員が多く一部の客室には韓室(床暖房付きのオンドル部屋)があります。

拠点となる2つの国際フェリーターミナル

発着港は日本側が下関港(山口県)、韓国側が釜山港(釜山廣域市)です。

下関港国際ターミナル

下関港国際ターミナル

山口県下関市東大和町
1丁目10−50

釜山港国際旅客ターミナル

釜山港国際旅客ターミナル

大韓民国釜山広域市東区
忠壮大路206

国際ターミナルとしての設備

国内専用ターミナルとは違って国際ターミナルとしての設備があります。

・出入国ゲート
空港と同様にパスポートチェックを受けるゲートです。
(画像は釜山港の出入国ゲート。下関港では撮影禁止)

・免税店
空港の免税店よりかなり小規模です。
(画像は釜山港の免税店。下関港ではバイク搬入ルートと別の場所のため通過せず)

フェリー航路

下関-釜山の出入港時刻は出港夜20:00頃→入港朝8:00頃です。
約12時間かけて約220kmの航路ではどうしても時間が余ります。そこでフェリーは対馬海峡の公海上で数時間停泊して時間調整をしています。

船内は案内標識や船内放送がほぼ全て日本語/ハングル語の両国語対応、フェリー職員さんも日本人か韓国人かすぐに判別出来ないくらい両国語に堪能です。往路は韓国ツーリングへの期待感、復路は無事に日本に帰れるという安心感も加わり、欠航も遅延も無く快適な船旅でした。

このフェリーを利用してバイク持ち込みでの韓国ツーリングに行った際の手続き方法は以下の記事をご覧ください。

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