[bike]台湾ツーリング2009 臺灣機車旅遊 – part2 台湾入国→台北市内で準備

台湾ツーリング2009
この記事(part2)の旅程
  • 9月17日
    5:30
    自宅出発

    バイクで成田空港へ移動

  • 9:20
    成田空港(日本)発

  • 11:50
    桃園国際空港(台湾)着

    タクシーで台北へ移動

  • 13:30頃
    台北到着

    ホテルに荷物だけ置いて外出
    書店で道路地図を買う
    ホテルにチェックイン
    レンタルスクーターを確保
    家電量販店でカーナビを買う
    ホテル延泊の交渉
    西門町で夕食
    スクーターに荷箱とマウント装備を取り付け

自宅出発→成田空港(日本)出発

9月17日 – 台湾ツーリング1日目

ツーリングのスタートは日本から。
FUTURAに似合わない荷箱とバッグを縛り付けて5:30に自宅出発。

高速道路を移動し成田ICで下車。
そして7:00頃に成田空港近くにあるUSAパーキングでにFUTURAを停めて荷物を降ろします。

この駐車場は四輪で何度か利用したことがあり、当時はバイク預りサービスも受け付けていました(現在はサービス終了)。FUTURAは帰国するまで成田でお留守番です。
荷物を降ろしたらヘルメット・ジャケット・グローブを荷箱に収納して再パッキングします。

送迎バスで第1旅客ターミナル南ウイングに到着。
連休スタートということでターミナルは混雑していました。

チェックインカウンターで荷箱と防水バッグを預け、バックパックだけも持ち出国手続きに進みます。

搭乗ゲートの金属探知機でバイク用ブーツ内部の金属プロテクターが反応してしまい一旦ブーツを脱いで再検査です。搭乗が遅れてちょっと焦りました。

成田発→桃園行の全日空NH1081便は定刻通り9:20(日本時間)に出発しました。

桃園国際空港(台湾)到着

11:50(台湾時間)、桃園国際空港に到着(日本との時差は-1時間)。
機内から出た瞬間に暑い空気に全身が包まれて南国であることを肌で感じます。

入国審査の後は荷物待ちです。空港職員さんが流れ落ちる荷物をきれいに並べてくれていました。
カートに全ての荷物を載せて空港出口へ向かいます。

空港内の両替所で両替を済ませておきます。
この日のレートで200000JPY→69400NTDに換金。手数料はわずか30元(85円)と良心的でした。

さあ初台湾だ!と出口を通過するとロビーは台湾の女の子で埋め尽くされていて一斉に私を凝視しました。何ですかこれは?
今からV6岡田君が台湾に到着するらしく、それ目当てのファンの皆様と警備員さんでした。

タクシーで空港から台北へ

ターミナル出口のタクシー乗り場にタクシーが一台も無い代わりにV6岡田君送迎車列が占拠。
この日だけは別の場所に臨時タクシー乗り場が設けられそこから計程車(タクシー)に乗りました。

桃園空港(登園市)から台北市街までは高速道路で30分以上かかり、初めて見る台湾の景色を眺めていました。バイクは一台も見かけません。

台北

台北市内に入ると漢字だらけの看板が目に入ってきます。
ここで「街全体が中華街みたいだ」と、台湾初心者丸出しの感想を抱きました。何となく読めて意味まで分かるところに妙な安心感があります。

路上には半端ではない数のスクーターが走っています。信号待ちではあっという間にすり抜けしてきたスクーターの大群にタクシーが囲まれてしまいます。

予約済みのホテル前でタクシー代1200元(3500円)を払い荷物を降ろしていただきました。
ホテル前の漢口街一段には機車(スクーター)が路肩を埋め尽くしていてました。

スクーター専用停車エリアと思われる区画に隙間無く並んでいます。
接触しそうなほどギッシリ、というか一部接触しています。

台湾はスクーターが多いことは事前に知っていましたが、自分の目で見るこのスクーターの数は圧巻でした。に感動しつつチェックインに向かった。

ホテル到着

13:30捷絲旅西門町館(JustSleep西門町店)に到着。
最近オープンしたばかりの新しいホテルで出発前から予約済みでした。

ビル一階部分の漢口街側の一箇所だけ出入口があり、エレベーターホールの奥に小さくて簡素なレセプションがありました。

ホテルのスタッフさんは日本語と英語を交えつつ応対。受付は済ませましたがチェックインは14:00からでまだ部屋には入れません。

「お待ちの間は5階のレストランでお茶でもいかがですか?」と勧められましたが、大きな荷物だけ預けて市内を歩いて巡り用事を済ませることにしました。
そして夜までツーリング準備の忙しい半日が続きます。

部屋に入れず荷物だけ置いて外出

まずやるべきことはレンタルスクーター確保です。日没までにはレンタルスクーター店を探しあてて契約を済ませることが目標です。日本で印刷しておいた地図を頼りに出租機車行(レンタルスクーター店)を目指しますが、暑い。とにかく暑い

歩道には至る所にスクーター専用駐輪スペースがありました。

警察車両は台鈴機車(台湾スズキ)製でした。

書店で道路地図を買う

たまたま重慶南路の書店街を通りかかったので先に地図を買ってしまおうと建宏書局に入店します。
外国語関連の書棚には美語(英語)よりも日語(日本語)の教材のほうが圧倒的に多くて驚きました。
地下1階の國内旅遊(国内旅行)コーナーで道路地図を発見しました。

クーラーの効いた涼しい店内で台湾全土を一冊でカバーする道路地図を何冊か見比べます。どれもクオリティの高い地図ばかりでどれを買うべきか迷います。

最終的に戸外生活圖書股份有限公司が発行する台灣遊透透地圖王を購入、654元(1900円)でした。日本のスーパーマップルに似ていて見やすく、主な観光地の画像も挿入されていてツーリングにはピッタリでしょう。

実は神田神保町の東方書店で台湾地図帳を買って台湾まで持参しましたが、ツーリング用としては実用に足りず結局一度も使いませんでした。

ホテルにチェックイン

14:00を過ぎてホテルに戻り部屋へ入ります。
荷物は既に部屋まで運ばれていました。

清潔で小さくまとまったビジネスホテルです。
部屋は8階にあり窓の外からは屋外通路が見えるだけでした。

シャワーを浴びて無料サービスの冷水を飲み干してから再び歩いて外出します。

レンタルスクーターを確保

まずはネットで調べておいた台北車站(台北駅)西側の北平西路沿いにあるレンタルスクーター店へ。

Googleストリートビューで見た看板の実物が目の前にあり店内に入ります。

店先に座っている店主らしき男性に挨拶し、事前に用意しておいた「你有出租機車?」(レンタルスクーターはありますか?)のメモを見せると「目前没有機車」(今はスクーターは無い)という返事でした。

あきらめて他店に向かおうとしたとき、「承徳路上有店」(承徳路に店がある)と他店の紹介と簡単な地図も書いていただけました。ありがとうございます。

スクーターは借りられなかったけど筆談でもある程度の意思疎通が成り立つのが分かったのは大きな収穫でした。

その手書き地図を頼りに承徳路を北へ進むと大きな機車出租の看板がありました。

昼寝中だった店主のおばちゃんを起こしてレンタルスクーターを催促しつつパスポート・日本の免許証・中国語翻訳文を見せます。どうやら貸してくれそうです。英語のレンタル規約を書面で渡されたのでそれを一読して署名。パスポートだけコピーを取られました。
レンタル料は1日700元(2000円)。9月17日17:00~23日17:00の6日間借りる契約をして4200元(12000円)を支払います。

その6日間の旅の友になる機車は光陽機車(KYMCO) Jockey125 SR G4
(画像中央の白いスクーター)

外装キズだらけ、オドメーター動かない、ホーン鳴らない。でもエンジンはよく回るしブレーキも十分効いてるから大丈夫、だと思うことにしました。
スクーターと一緒に手渡された無料サービスの安全帽(ヘルメット)はペラペラのプラスチックで出来た頭部保護には何の役にも立たない半キャップでした。これは想定済だったので、日本から持ってきた自分のAraiヘルメットを見せて半キャップは受け取りませんでした。
最後にRAMマウントのパーツを取り付けていいか許可を得ました。許可というか「何だか分からんけど壊さなけりゃいいよ!」くらいの応対だった気がします。

最優先の目標だったレンタルスクーターの確保を完了し、時間はまだ16:30
このまま家電量販店に行き汽車衛星導航(カーナビ)を入手するために台北市内を移動。地図で簡単に道を覚えてから台湾で初めての公道運転です。

家電量販店でカーナビを買う

右側通行は韓国ツーリングで体験済、周囲のクルマはマナーが良くおおむね安全運転、併走するのは似たような車格のスクーターばかりで動きが読みやすく急発進や急ブレーキもほとんどありません。スクーターは二段階左折が義務なのでむしろ安全で、ほとんど違和感無く交通の流れに乗れました。

その初運転の様子(10分55秒)。
台北市街をスクーターで走行(漢口街一段~日本BEST電器和平店)

日本BEST電器の和平店に到着。
GARMIN台湾公式サイトで事前に調べておいたGARMIN正規代理店です。

私が日本で使っているナビは台湾製のGARMIN nuvi250で、nuviシリーズは台湾版にも日本語機能が標準装備されています。簡単な設定変更するだけで台湾の道路を日本語でナビしてくれることが事前に判っているので今回のツーリングには絶対に欲しい一品です。

店に入ってすぐにナビ売り場が見つかりGARMIN製品も3種類陳列されていました。どうせ台湾で一週間しか使わないから安いnuvi205Wかバイク向け防雨仕様のnuvi510を買うつもりでしたが店頭には置いていません。

デモ機が置いてあり実際に触って使い心地を試せた上級機のnuvi1370Tを7990元(23000円)で購入しました。
日本での販売価格帯と比べてかなり安いお値段です。

夕刻で混雑し始めた道路を走ってホテルへ戻ります。

夜になってスクーターのヘッドライトが点灯していないことに気付いてしまい、レンタル店に戻って修理依頼だ!と思ったのもつかの間、右ハンドルにライトON/OFFスイッチを発見しました。日本の常時点灯仕様とは違うんですね。スイッチをONにするとヘッドライトは当たり前のように点灯しました。

ホテル延泊の交渉

明日は予定通り台北近郊ツーリングに行けることになりホテルで延泊の交渉をします。シングルルームは満室とのことでダブルルームに移ることを条件に延泊出来ることになりました。
宿泊費は3520元(10100円)とシングルよりは高くなりましたが、明日は宿探しをしなくて済むし大きな荷物は置いておけるし一安心です。

西門町で夕食

腹が減ってきてホテルから徒歩5分の西門町へ夕食に向かいます。

たまたま通りかかった幸春三兄妹に入店し、フルーツジュースとかカキ氷とかのメニューからこれを選びました。味も量も満足の一品です。

続いて同じ西門町の老舗・鴨肉扁へ。
米粉(ビーフン)と鴨肉で150元(450円)。薄味スープを卓上の調味料で好みの味に仕上げます。台湾料理は濃厚な味だと勝手なイメージをしていましたが、これはあっさりしていて好みの味でした。

スクーターに荷箱とマウント装備を取り付け

夕食を済ませてホテルに戻り、買ったばかりのカーナビを開封して動作確認をします。当然中国語設定ですが日本で使ってる自分のナビとUIがほぼ同一で直感だけで操作出来ます。買って正解でした。

カーナビの細かい設定は明日にして、今度は部屋から荷箱を外へ持ち出してホテル前に駐輪したスクーターで作業を始めます。

日本から持ってきたロープラチェットで荷箱をがっちりと固定します。リアキャリアが無かったのが想定外で、仕方なくタンデムシート上に荷箱を設置してグラブバーにロープを巻き付けることになりました。
RAMマウントのベース・アーム・カメラホルダーも日本から持ってきた工具を使って左ミラーに取り付けます。

スクーター・地図・ナビと欲しいものが全て揃って車載動画の撮影も出来るようになり、これでツーリングの準備はほぼ完了です。

今日は早朝からずっと動きっぱなしで初台湾の感慨に浸る暇も無く忙しい一日でした。シャワーを浴びると急に眠くなり、目覚ましを6:00にセットして22:00には就寝しました。

ツーリング動画

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