[bike]台湾ツーリング2011 臺灣機車旅遊 – part1 計画と準備

台湾ツーリング2011

2回目の台湾一周ツーリングに向けて

前回(2009年)の台湾ツーリングから2年が経ちました。

台湾渡航自体が私にとって初めてだったこともあり、台湾のことをろくに知らないまま初心者向けガイドブックを逐一確認しながらの無計画旅行でした。帰国後に少しだけ台湾の歴史や地理を学び、あらためて行きたい場所が出来たことで再び台湾を旅することにしました。

今回も台湾人にとって日常の足である機車(スクーター)に乗って旅することにしました。

理由1. 台湾はスクーター優先交通網が整備されていて125ccスクーターこそ移動手段として最適
理由2. 台湾全土にスクーター修理店があり故障のときには修理を依頼しやすい
理由3. 景色を見たり写真/動画撮影したり宿や食堂を探すには小型スクーターが使い勝手がいい

前回のような”台湾の道路を走るバイクツーリング”ではなく、今回は“スクーターで移動する台湾旅行”となります。

ツーリングの期間とルート

期間

2011年のゴールデンウイークを挟んで無理矢理取得した10連休で台湾全土を一周することになり、渡航時期が決まってすぐに希望通りの日程で航空便を予約しました。

ルート

台北を拠点として台湾全土をほぼ一周することを前提にして、前回のように初日の台北日帰りルートは組まずいきなり台北から長距離走行することとしました。

前回では台湾初心者らしく定番観光地の巡回ツアー、今回はまだ行けてなかった観光地に加えて、台湾の史実を勉強してから知った目的地を厳選してルートに組み込むことにしました。

<行先候補一覧>
総統府(台北)の早朝国歌演奏を見学
阿里山の森林を散策
台湾公道最高地点に到達
日本映画ロケ地を見学
日月潭のリゾートホテルで宿泊
台湾南端リゾートのホテルで宿泊&海水浴
原住民集落で宿泊
台湾最高所にあるホテルで宿泊
台南で日本統治時代の古跡巡り
八田與一像烏山頭水庫を見学
玉山(新高山)の日の出を眺める
高砂義勇兵慰霊碑を訪問
鎮安堂飛虎将軍廟を再訪問
茶芸館で本格的な台湾茶を堪能

※阿里山森林鉄道は復旧しておらず今回も乗車断念です。

旅の準備

レンタルスクーター

台北で機車(スクーター)をレンタルすることを前提として、今回は航空便の台北到着が午後の遅い時間で台北に着いてからレンタルスクーター店を探して交渉するには無理があります。そこで、日本から事前予約出来るレンタルスクーター店のBikeFarm.netのお世話になることにしました。

“店”といっても待ち合わせ場所でスクーターを受け渡しする無店舗方式で営業しています。この店は英語圏の旅行掲示板に度々紹介されていて、前回のツーリング準備中にも連絡は取っていました店主がちょうど台湾にいなかったため借りることが出来ませんでした。今回は希望通りの期間でレンタル予約が出来ました。
店主はイギリス人で、予約・説明・待ち合わせ場所の確認・引渡し/返却時刻の指定・契約書の締結etcは全て英語で対応していただけました。

台湾で有効な免許

前回と同様にJAF経由で中国語翻訳文を入手して準備完了です。

中国語

台湾は日本語が通じやすい国でしたが、それでも簡単な中国語くらいは使えるほうがいいと前回のツーリング中に感じていました。漢字を読めれば何とかなる場面がありつつ、同じ漢字でも日本語と意味が全然違うことも多く、ごく初歩的な知識として中国語検定準4級に合格しました。

準4級は中国語の知識ゼロでも1か月も勉強すれば誰でも合格できる程度の初歩的なレベルで、しかも試験用の中国語(=普通話)は台湾の中国語(=國語)とは文字も発音も違いがあります。それでも全く理解出来ないよりは断然役に立ちました。

撮影機材

今回のツーリングのためにフルHD機材で揃えました。
デジタル一眼・ビデオカメラ・防水カメラ、その他付属品や周辺機器でスクーター一台で運ぶには難のある量になってしまいました。

防寒着

今回のルートには台湾最高地点の鉄道駅・祝山(標高2451m)の更に高い位置にある展望台、台湾の公道最高地点である武嶺(標高3275m)をルートに組み込みました。熱帯の台湾といえど日本の冬と変わらない寒さになるそうです。
荷物を増やしたくないので厳選してライトダウンと防寒インナー上下だけを持っていくことにしました。

荷物のパッケージング

撮影機材や防寒着で増えてしまった荷物をどうやってスクーターに積めるようにするか?
前回使ったスクーター用の荷箱では容積が全然足りず、一般用途の汎用ボックスをベースに車載用に改造しました。

改造にあたってバイク乗りの先人達の知恵を多々拝借。
蓋の四隅に金具をつけてツーリングネットを引っ掛けられるようにして、可動式ハンドルは走行中に揺れるため取り外して代わりに長軸ボルトを固定。底の四隅にも金具をつけてスクーターに縛り付けられるようにしました。

この他には前回と同じ防水バッグバックパックを使用します。

情報収集

ネット上に無数にある台湾関連と旅行関連のサイトで情報を集め、その中から興味があることを台湾関連の掲示板や台湾人の個人サイトやSNSで質問…というごく一般的なパターンで情報収集しました。ごく簡単な中国語を勉強したおかげで日本語サイトだけでは見つけられなかった情報も入手出来ました。

旅のルート組み立てには前回のツーリングで買った台湾道路地図台湾国内向けナビを活用し、宿泊先や行きたい場所のほとんどを出発前にナビに地点登録しておきました。

ツーリング1か月半前に東日本大震災発生

旅の準備を1年前くらいから細々と続けていたところ、予想もしなかった東日本大震災(3.11)が発生し、その1か月半後に予定していたツーリングの中止も検討しました。しかし、過度の自粛ムードが日本にとって逆効果になっていることと、日本人観光客が激減して台湾の旅行業界も死活問題レベルで困っていることを知り、ツーリングには予定通り行くことにしました。

ツーリング動画

台湾ツーリング2011 / 臺灣機車旅遊2011 – [ part 1 ]

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