- 4月29日
朝自宅出発在来線とモノレールで羽田空港へ移動
- 13:20羽田空港(日本)発
- 15:45台北松山空港(台湾)着
タクシーで台北へ移動
- 16:30頃台北老爺大酒店にチェックイン
レンタルスクーター店主に連絡
スクーター受渡場所へ地下鉄で移動
レンタルスクーター受取
ホテル近くの屋台で夕食
スクーターに荷箱を取り付け
自宅出発→羽田空港(日本)出発
4月29日 – 台湾ツーリング1日目
早起きして自宅から重い荷物を持ちつつ在来線とモノレールを乗り継ぎ、羽田空港国際線旅客ターミナル(HND)に到着。成田と違って早く安く行けて助かります。
3階の国際線チェックインカウンターで搭乗手続き。
成田に比べてターミナルが狭くて移動が楽です。
ここで場違いな改造箱と防水バッグを預けようとすると中身のチェックを要求されてしまいました。
予めANAの預け荷物制限に収まるようパッケージング済で大きさと重さはパスしましたが、この箱の中にカメラ用の大容量Li-ionバッテリーがあり、これだけは規定により預け荷物として受付を拒否されました。すぐに箱から出してバックパックに入れ替え機内に持ち込むこととなりました。
手続きを済ませてから書店で最新の台湾ガイドブックを買い、展望デッキで滑走路を眺めた後に出国審査を経て搭乗ゲートへ向かいます。
全日空NH1187便は定刻通りの13:20(日本時間)に離陸し台北に向かいました。
台北松山空港(台湾)到着
約3時間のフライトを経て着陸態勢に入り「松山空港の上空からの撮影は禁止されております」と機内アナウンスがありました。着陸直前には2年前に泊まった圓山大飯店が見えました。
15:45(台湾時間)、台北松山空港(TSA)に着陸。
この空港には台湾空軍松山基地が同じ敷地内にあり、ターミナルまでの移動中に民間航空機に混じって戦闘ヘリや対戦車砲が見えました。撮影禁止の理由はこれですか。
日本での震災直後ということで日本からのお客様専用の放射線測定ゲートを乗客全員がくぐり入国審査へ進みます。入国スタンプを押してもらったらLuggage Claimで大きな荷物を引き取ります。
次に両替所へ行き、15万日本円→51495台湾元になりました(1TND=2.9JPY)。
タクシーでホテルへ
空港を出てタクシー乗車口に並びます。
台北までタクシーで1時間以上かかる桃園国際空港とは違い、台北松山空港は台北市内に着陸、ターミナルを出れば既に台北中心部です。タクシーの車窓から2年ぶりの台北の街並を懐かしむ間もほとんどなく約15分で今夜の宿泊先に到着しました。
ホテル(台北)到着
今夜の宿泊先、台北老爺大酒店(ロイヤル台北)にチェックイン。
非常に良いホテルでゆっくりくつろぎたいところですが明日に備えてツーリングの準備を始めます。
レンタルスクーター店主に連絡
部屋に入ってすぐにレンタルスクーター店BikeFarm.netの店主に電話をかけます。
店主のJeremyさんは台北在住のイギリス人で、イギリス訛りの英語で畳みかけるように話してきます。私のつたない英語ではスクーターを事前予約してあることがすぐに伝わりませんでした。
結局、Jeremyさんから「1時間以内に電話するからメール送ってくれ」という話になって一旦電話を切り、日本から予約するときに使ったメールアドレスで「台北に着いたからスクーターを引き取りたい」という旨を英語で書いて送ります。
部屋で待つこと1時間弱、Jeremyさんから電話がありメールアドレスから私が誰なのか認識出来たらしく「貴方でしたか!スクーター1台確保してあります」。20:00に台北市内の待ち合わせ場所でスクーターを受け取ることになりました。
その待ち合わせ場所が英語で Tai Power Building Station exit 3と指定されましたが、ガイドブックに地下鉄の英語表記は記載されていません。
ホテル従業員さんに質問したところ地下鉄台電大樓站(台電大樓駅)と判明。地下鉄マップを頂きホテル最寄の中山站(中山駅)までの行き方も教えていただきました。
受け渡し場所へ地下鉄で移動
ホテルから徒歩10分で地下鉄中山站に到着。ここから地下鉄に乗ります。
地下鉄の券売機とトークンが乗り慣れたバンコクMRTとほぼ同一のシステムだったおかげでスムーズに乗車。
電話で待ち合わせの確認をしたとき、Jeremyさんから「私には台湾人も日本人も区別がつかないから、あなたがどんな格好をしているのか教えてくれ」と言われていたので「white Arai helmetを持って待ってる」と返事してあります。
スクーター受け取り
台電大樓站 TAI POWER BUILDING STATION に到着。
約束通り白いアライのヘルメットを片手に3番出口付近の路上でJeremyさんを待ちます。
約束の20:00頃、台湾人だらけの歩道を金髪白人男性がキョロキョロしながら歩いてくる姿が見え、私のAraiヘルメットを見るなり駆け寄ってきました。店主のJeremyさんです。挨拶と握手をしてから人が少ない場所に移動し、歩道でスクーター引渡しの手続きを始めました。
さっそく9日間の旅の大切な相棒となるスクーターと対面。
KYMCO Jockey125。
ここでJeremyさんから説明を受けます。
スクーター本体について
・メインキー操作方法、エンジン始動方法、給油口の開け方、各種スイッチの使い方など一通りの基本操作
・入れるガソリンは92または95(台湾のガソリンは92,95,98の3種類がある)
・今回のレンタルに備えてオイル交換済
・外装のキズは多いけど走行性能に影響は無い
台湾の交通法規について
・スクーター専用車線とスクーター禁止車線がある
・交差点は基本的に二段階左折
・歩道や路肩にある白線の枠内が合法的にスクーターを駐輪出来るエリア
・スクーターは50km/h制限、59km/hまでなら取り締まられない、60km/h以上だと自動取締カメラで撮影される
・たまにcrazyな走りをする奴がいるから気をつけて
レンタル料金について
・希望のレンタル期間(4/29~5/7の9日間)で2600元
・デポジット7000元、スクーター返却時に破損等が無ければ全額返還
以上のような内容を30分くらいかけて大変丁寧にお話しいただきました。
車体のキズは最初から気にしていないし、逆にピカピカのスクーターを渡されて「キズつけずに返せ」と言われても困ります。交通法規については2年前のツーリングで知っていたことがほとんどでしたが、スピード取締についての詳しい基準は初耳でした。それから、日本にもcrazyな走りをする奴はいっぱいいるので特に驚くことではありません。
歩道でレンタル契約書を交わし2通作成してお互い1通ずつ保管します。
レンタル料金2600元+デポジット7000元=計9600元を支払いキーを渡され手続き完了です。
Jeremyさんは「今日だけで日本人3人にスクーターを貸した」と言っていました。そして日本の地震と津波についても真摯に心配するお話も聞けました。ツーリング最終日の5月7日に返却の約束をしてからJeremyさんとお別れしました。
2年ぶりの台湾でスクーター運転
時間はもうすぐ21:00。
2年ぶりに台湾でスクーターを運転します。
台電大樓站前を出発し、途中でナビを取り付け宿泊先の老爺大酒店(ロイヤル台北)へ向かう様子を動画で。
scooter ride in Taipei 台北をスクーター走行(台電大樓站~台北老爺大酒店)
2年ぶりの右側通行は自分でも不思議なくらいすぐに馴染めました。右側通行の海外ツーリングは今回が3回目で不安や緊張感も少ないことと、台湾にはスクーター専用車線があり、四輪車もスクーターの存在を意識した走りをしてくれています。
このスクーターも整備は行き届いていて問題ありませんでしたが、左レバーがブレーキの二輪車は久しぶりで何度か間違ってリアブレーキをかけそうになりました。この走行でスクーターの走行性能チェック、ナビの動作テスト、ヘルメット搭載カメラのテストが出来ました。
ホテル近くの駐輪場にスクーターを駐輪し、部屋にヘルメットとナビを置いてから夕食のために外出します。
ホテル近くの屋台で夕食
台北晶華酒店の裏で見つけた屋台街で適当な店の席に座ります。
どうせ何を頼んでも美味いんだろうと適当に指差し注文して出てきたのがコレです。料理の名前は分かりませんが予想通り美味かったです。
夕飯を食べ終え、フルーツ屋台でマンゴーを買ってから部屋に戻ります。
スクーターに荷箱を取り付け
今度は荷箱と工具一式を持ってスクーター駐輪場へ向かい荷箱を取り付ける作業にかかります。
シート後部とグラブバーに荷箱を載せ、ロープラチェットと積荷用ゴムを使ってガッチリと締め付けます。念のため箱には反射板も貼り付けておきます。
この他、日本から持ってきた車載カメラ用のRAMマウントをミラーの根元に取り付けるつもりでしたが、ミラー付近の外装がRAMマウントのパーツと干渉してしまい取り付け出来ませんでした。今回のツーリングでは日本から持ってきたヘルメットマウントの自作ステーで走行動画を撮影することにします。
ホテルの部屋に戻り風呂に浸かって忙しかった一日の疲れを取り、寝る前に荷物をまとめて明日の出発に備えます。
時間はもう23:00過ぎ。いいホテルですが今日は忙しくてゆっくり出来ませんでした。屋台で買ったマンゴーをナイフで切って食べてから就寝しました。
明日は早朝5:30に起きて総統府の国歌演奏を観に行き、朝食後すぐにツーリングに出発する予定です。
ツーリング動画
台湾ツーリング2011 / 臺灣機車旅遊2011 – [ part 1 ]
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