[bike]韓国一周ツーリング2006 – part6 全州→儒城温泉→公州

韓国ツーリング2006
この記事(part6)の旅程
  • 10月10日
    8:00頃
    全州出発

    朝の渋滞をノロノロ運転

  • 10:00頃
    大芚山道立公園を通過

    梨峙戦蹟地で休憩

  • 12:00頃
    太田を通過

    太田警察署で道を尋ねる

  • 13:00頃
    儒城温泉

    ホテルの大浴場で休憩
    ホテルのビュッフェで昼食

  • 17:00頃
    公州

    宿探し
    市街を歩いて散策
    参鶏湯をテイクアウト

全州出発

10月10日 – 韓国ツーリング4日目

全州<チョンジュ>のホテルのベッドが寝心地よかったせいかやや寝坊して8:00頃に目が覚めました。

朝の渋滞と重なってしまい、信号待ちと急加速の繰り返しで朝から辛い運転です。

豪華な歩道橋をくぐり抜けて市外に出てから国道17号へ。

地方道の傍らには柿と稲穂が豊かに実っていました。実りの秋の風景は日本に似ています。

大芚山道立公園を通過

国道17号で大芚山<テドンサン>道立公園を越えた辺りに見つけた休憩所でバイクを停めます。

何の予備知識も無く休憩した場所は梨峙<イチ>。
梨峙戦蹟地と刻まれた石碑が建っています。

李氏朝鮮時代の将軍・権慄<クォンニュル>が、文禄の役開戦後の1592年、小早川隆景が率いる日本軍を激戦の末に勝利した戦地です。観光バスに乗ったご老人の団体さんがひっきりなしに訪れていました。日本軍と死闘を繰り広げた地でも反日っぽい雰囲気は皆無でした。

ここで買ったおやつはフンオパン(韓国風たい焼き)形をした小豆モナカアイスでした。

天気も良く道路は空いていて大自然の中を駆け抜ける絶好のツーリング日和ですが、この看板の250m先には本当にスピード計測サービスが開催されていて安全運転で走りました。

澄んだ空気にしば癒されたつつ峠を下り大田<テジョン>市街に入ります。

太田警察署の白バイ

このまま通過するつもりが地図に無い新設道路を走ってしまい迷子になり、大田警察署で道を聞きました。

警察署の正門前にはハーレーの白バイが停まっていました。

12:00を過ぎ、気温とエンジン熱で汗をかき始めるるといつもより体臭がきついことに気がつきます。このアンモニア臭は…昨日食べたホンオフェが原因でした。

儒城温泉

大田市街から国道32号で公州<コンジュ>方面へ向かう途中で儒城<ユソン>温泉に差し掛かりました。
儒城温泉は百済の王様が訪れていたとか鶴が傷を癒しに来るとか色々な伝説を持つ正真正銘の天然ラジウム泉で韓国有数の温泉場ですが、日本のような温泉街らしい風情は皆無で整然と整備された道路と高層ビルの立ち並ぶごく普通の街並でした。

ホテルで温泉と食事

温泉らしい場所が見つからずガイドブックに載っている儒城ホテルに入りました。

このホテルは特2級クラス=いわゆる4ッ星ホテルで「ホテル内の大浴場に入りたい」と日本語でリクエスト話しかけると、レセプションのスタッフさんから完璧な日本語でご利用の手順を教えていただけました。

ホテル1階にある大温泉場
宿泊客以外も利用可能で大人一人4500ウォンとお手頃な料金でした。

ホテル内や浴室内の設備には日本語が併記されていました。
露天の岩場で横になったまま2時間くらい熟睡していました。前傾姿勢ばかりで疲れきっていた背中が軽くなり、サウナで大汗をかいたら体臭が見事に消えていました。温泉に浸かってしまうと動く気が無くなってしまいました。

このままホテル内のビュッフェレストランGardeniaへ直行します。
朝鮮人参スープやサムゲタンもあり韓国料理が充実したメニューでお味も秀逸です。

バイク店でライダーに話しかけられる

閉店時間近くまで食べてから店を出てのんびりと出発準備を始めました。

走り出してすぐにバイク店を見つけてしまい、韓国では珍しくGSX-RやR1の日本車が並んでいました。
つい停車してその中のCBR600F4iを隅々までチェックしているとCBRのオーナーさんが店の中から出て話しかけられ「写真撮ってくれ!」とお願いされました。

出発するときに「もう行くのか?」と言われて申し訳ない気分になりつつも、夜までに宿を探すため早々と北へ向かいます。

公州

国道32号を北西に20kmほど進み錦江橋を渡ると公州<コンジュ>に17:00頃到着しました。

ちょうど日没の時間となり今夜はここで泊まることにします。

なぜかこの街では私のFUTURAが大注目を浴びて、横断歩道を歩く高校生が立ち止まってケータイで写真を撮り始めたり、ホテルと間違えてサウナの駐車場に停車したら1分もたたず人だかりが出来ていました。

公州で宿探し

公州山城市場周辺のモーテル街は完全に廃れていて、別の住宅街にある小さなモーテルに到着して空室確認をしました。上半身裸でゲーム中のおっさんが受付に座っていましたがすぐに奥から別のスタッフさんが出てきて応対しすぐに部屋が決まりました。

今夜の宿は今回のツーリングで最安値の25000ウォンでした。
狭くてバスタブ無しシャワーのみでしたが一晩寝るだけなら特に問題ありません。 

移動しやすい小さな街

シャワーを浴びて着替えてから歩いて外に出ます。
公州は規模が小さく、2,3kmも歩けば街全体の主要スポットが把握できるほどでした。

まずはPC房(ネットカフェ)に入店し情報収集します。ネットゲームがメインのお店で日本語入力は出来ずアルファベット入力で無理矢理日本語サイトを検索しました。 

ライトアップされた百済時代の城塞跡・公山城<コンサンソン>。
小さな街でひときわ目立つランドマークですが夜のため中には入れませんでした。

参鶏湯をテイクアウト

帰り際に日本語メニューのあるサムゲタン専門店に入り夕食と明日の朝食をテイクアウトしました。

テイクアウトした朝鮮人参粥。 
朝鮮人参も入ってお味も満足でした。

日中は暑いくらいだったのに夜は熱いサムゲタンが身に沁みるくらい寒くなっていました。
更に寒くなりそうな明日のために長袖Tシャツを用意してから就寝です。

10月10日

走行距離 160km

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