[bike]韓国一周ツーリング2006 – part5 珍島→木浦→全州

韓国ツーリング2006
この記事(part5)の旅程
  • 10月9日
    早朝
    珍島出発

    演歌「珍島物語」のご当地訪問
    珍島犬に出会う

  • 11:00頃
    木浦

    世界一臭い料理ホンオフェを食す

  • 15:30頃
    光州

    光州ワールドカップスタジアムで奢ってもらう

  • 17:30頃
    潭陽

    警察で道を聞く
    ハイオクガソリンの無いスタンドでレギュラー給油

  • 20:00頃
    全州

    ラブホのようなホテルに泊まる
    YAMUDAの実車を発見

珍島出発

10月9日 – 韓国ツーリング3日目

6:00頃、オンドル部屋の布団で目が覚めます。
オンドル部屋は荷物の整理がしやすく朝の準備が捗ります。昨夜買っておいた朝食を食べてから部屋と駐車場を何回か往復して荷物を積み込み早々に出発。

やや疲れが残った身体で少し眠いままモーテル前の直線道路を加速して…間違って左車線を逆走していました。遠くから迫ってくる対向車を見て我に返り右車線に戻ります。危ない。

朝鮮半島本土に戻る前に珍島名物神秘の海割れを観に行くことにします。

珍島で最も有名な観光地だけあって分かりやすい道路標識がいくつもありました。
朝鮮半島の西側では中国語表記の標識が急に増えます。

海沿いの細い道路からは遠くまで広がる干潟が一望出来ます。

演歌「珍島物語」ご当地に到着

標識通りに進みハングル語で「神秘の海道」と書かれたゲートをくぐります。

海割れの本土側にある広場に到着。

天童よしみ「珍島物語」の歌詞で有名な場所ですが、その海割れは見られるのは4月か5月頃でシーズンオフなこの時期では全然割れていませんでした。私以外の観光客は一人もいません。

海割れで陸続きになるはずの芽島里<モドリ>が霞んで見えます。
こちら珍島からあちら芽島里まで約3km離れていてかなり遠くに感じます。

長居せず珍島大橋へ向かいます。

どこにでもいる珍島犬

珍島を走っていると所々でこんな白い犬と出会います。

珍島犬<チンドケ>と呼ばれる犬種で韓国では天然記念物に指定されています。
体毛は真っ白で目と鼻の周りは微妙に白さにコントラストがあり顔はほっそりしています。

ブリーダーに繁殖されている珍島犬は怖いほど吠えまくっていました。

珍島大橋近くの休憩所には看板につながれた珍島犬がいました。

その珍島大橋の看板にも珍島犬が。

海割れ(があるハズの場所)と珍島犬を制覇?し、珍島大橋を渡って朝鮮半島本土へ戻ります。

珍島にあった珍しい看板。
1970年に施行された漢字撤廃政策によりハングル文字だけの言語となった韓国語ですが、この文章では漢字が使われています。これならハングルが全く分からない日本人でも何が書いてあるのか容易に理解出来ます。

木浦

なるべく海岸沿いの道を選んで約40km走って11:00過ぎに到着したのは港町・木浦<モッポ>。
海岸沿いにはフェリーターミナルや漁港があり小規模な町なれど行き交う人は多めです。

個人的には世界一臭い料理として有名な木浦名物のホンオフェを食べることが目的で、今回の韓国ツーリングで最大級に楽しみにしていました。

世界一臭い料理 ホンオフェを食す

日本メディアの取材にも応じているホンオフェ専門店・金メダル食堂<クンメダルシッタン>でホンオフェを注文し、生涯忘れ得ぬランチライムを過ごします。

そのときのホンオフェチャレンジの様子は以下の別記事に詳しくまとめました↓ 

世界一臭い料理を口にして瀕死の真っ最中に日本の家族から電話がかかってきました。

「さっき北朝鮮が地下核実験したってさ。そっち大丈夫?」

いや、大丈夫じゃないです…。

臭い料理を食べた後は自分の口臭と闘いながらヘルメットの中の空気を強制循環させるかのごとく国道1号を突っ走ります。

光州→潭陽

15:00頃に光州<クァンジュ>市内に入り光州ワールドカップスタジアム前で停車。

ホンオフェを食べきった後から偏頭痛がひどくなって一休みしていると、すぐ近くの路線バス待機所からバス運転手さん2人がFUTURAに近付いてきて眺めていました。

いつのまにかハングル語と英語の入り混じるお話が始まりコーヒーを奢っていただきました。ありがとうございます。

ルート再考して出発

偏頭痛もやや落ち着きここで今日の予定をもう一度考え直しました。
まだ15:30を過ぎたばかりでここ光州で宿探してしまうのは早過ぎます。日没前までに更に北へ向かい全州<チョンジュ>到着を目指すことにしました。

すぐに出発して分岐と交差点が続く最短ルートを走っていると、光州市内で何度か道に迷い、郊外の町・潭陽<ダミャン>の中心部でまた道に迷ってしまいました。どこを走ってるのかよく分からなくなり日も沈み始めて困ってたところに警察署が見えました。

警察官に地図を渡し現在地を教えてもらいました。ありがとうございます。

最短ルートは避けて遠回りでも分かりやすい国道1号までの道順を教えていだたけました。
「カムサハムニダ」(ありがとうございました)と挨拶して出発。

すでに薄暗くなり始めた国道1号は高低差の激しい峠です。

大量の虫がコツコツという音を立ててヘルメットのシールドに貼り付いていきます。
やがて視界を奪うほどになり、途中停車してウェットティッシュでシールドをお掃除しました。

ガソリンスタンドでハングル語会話

 西の地平線から太陽が見えなくなる夕刻になり、ガソリン警告灯が点灯してから20kmくらい走行しているのでガソリンスタンドを見つけて入りました。

覚えたてのハングル語でハイオクガソリン=コグプフィバルユ<고급휘발유>を注文してみたら「ハイオクは無い。レギュラーしか売ってない。」ハイオクはありませんでしたが私のハングル語は通じたようです。

仕方なくレギュラーを給油してエンジンを始動させると明らかに低回転の振動が増えたのが判ります。エンジンに出来るだけ負荷をかけないようゆっくりアクセルを開けつつやや低速で走り続けました。

全州

真っ暗な夜の20:00頃、ようやく全州市内のモーテル街に到着です。
日本によくあるあのホテル街の様相です。

ここで屋根付き駐車場のあるモーテルに入り部屋を取りました。

レトロな内装のホテル

部屋に入ってそのまんまレトロなラブホなデザインの内装に面食らいました。
荷物を部屋に運んでいるときもカップルのお客さんばかりです。

内装はともかく清潔でアメニティも揃っていてわずか30000ウォンです。 
駐車場でスクリーンに貼り付いた虫の死骸を洗い落としていると、ホテル受付の女性が「バイクはこっち」と手招きしています。スタッフルームの窓の前に駐輪するよう誘導され、私のバイクは夜間有人監視の待遇になりました。ありがとうございます。

昼に食べたホンオフェの後を引いているのか風呂に入った後もなぜか腹が減りません。

YAMUDAの実車を発見

ホテルの近所を散歩しに出かけるとバイク店を発見しました。
HYOSUNGやDAELIMの韓国ブランドマシンに混じり、ネットでしか見たことがなかったYAMUDAの実車を初めて見ることが出来ました。

宿に戻ってもまだ自分の口臭が気になってしまい、念入りに歯磨きしてからベッドに入りました。

10月9日

走行距離 360km

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