[bike]韓国一周ツーリング2006 – part7 公州→万里浦(黄海)→温陽温泉

韓国ツーリング2006
この記事(part7)の旅程
  • 10月11日
    8:00頃
    公州出発

    濃霧で足止め
    初めての立ちゴケ

  • 10:00頃
    黄海(万里浦)

    自分のバイクで黄海に到達
    牙山で目的地を間違える

  • 13:30頃
    温陽温泉

    温陽グランドホテルで温泉入浴+昼食
    モーテルで昼寝
    夕食は豚カルビチム

公州出発

10月11日 – 韓国ツーリング5日目

今朝は早めの6:00前に起床して昨夜買っておいたカボチャのサムゲタンを朝食にします。今日は韓国最西端の海岸を目指して長距離移動になるため日の出前に宿を出発しました。

濃霧で足止め

しかし、ものすごい濃霧で数分走っただけでもシールドが水滴だらけになり安全に走れません。

やむを得ず霧が消えるまで途中の休憩所で待機することにしました。朝早けりゃいいってものでもなかった。

韓国の公道を数日バイクで走っていて、国道や地方道の番号を頼りに『線』を辿るのではなく、途中で通過する地名を頼りに『点』を追っていくほうが少々遠回りでも迷子になりにくいことが判ってきました。
公州<コンジュ>を出てからは、青陽<チョンヤン>→廣川巴<グゥアンチョンウプ>→看月島<カンウォルド>→泰安<テアン>を追って、次の目的地・万里浦<マリポ>へ向かいます。

韓国で初の立ちゴケ

田園地帯の道路脇に整列するカカシさんが目に入ります。
1時間くらい走りっぱなしで疲れも出てきて一休みすることにしました。

路肩に停車してサイドスタンドを立ててFUTURAから下りようとしたその直後、ガリッ!と硬いものが割れるような音がして車体が左に倒れこみました。

そしてこうなりました。記念すべき初の立ちゴケ。

常日頃からスタンドを立てて停車するときは砂地や砂利でないことを必ず確認していて、今回も比較的新しい舗装だったことを確認してからサイドスタンドを立てたのに、路肩の薄い部分のアスファルトが割れてスタンドがめり込んでいました。
画像には写っていませんがアスファルトと路肩のコンクリートの隙間に再度スタンドが刺さっています。

不幸中の幸いで被害は左のパニアケースに傷が入っただけで本体は全くの無傷でした。

パニアとサイドスタンドが絶妙なバランスで車体を支えてくれたおかげでフレームスライダーさえも接地していませんでした。立ちゴケ画像も見事に撮れて最高です。いや最低です。

気を取り直して「日本に帰ったら修復してネタにでもするか」と心のダメージは後を引くことなく出発しました。全然一休みになりませんでした。

田舎の風景の中を走る

地方の道路は車や人も少なく、普通の観光ではなかなか見られない田舎の風景が続いて飽きませんでした。

韓国式家屋ぽいガソリンスタンド。

万里浦

泰安<テアン>と万里浦<マリポ/Mallipo>の表示がある道路標識に続き、万里浦海水浴場<マリポヘスヨクジャン>の看板も見えてきました。ここまで来れば迷子になりません。

もう10月中旬、肌寒い季節の海水浴場は完全なオフシーズンです。閑古鳥の鳴く商店街と食堂街を抜けて海岸へ進み…

自分のバイクで黄海に到着

ついに韓国本土最西端に近い海岸に接する黄海に到着です。

海岸を歩いているのは自分を含めて数人のみ、海上にも船は一隻も見えません。ビーチパラソルだらけの真夏だったらこの風情と景色は望めなかったでしょうから、閑散としたオフシーズンに来ることが出来てよかったと思えました。何よりも自分のバイクで黄海まで来られたことが嬉しい限りです。

しばし黄海の景色を堪能した後、国道32→34→39号をひたすら道なりに進み牙山<アサン>へ。

目的地を間違える

牙山には温陽<オンニョン>温泉があり、今夜はその温泉場で泊まるつもりで宿と公衆浴場を探しに向かいます。

牙山温泉観光地の標識。
何の疑問も持たず矢印の指す方向へバイクを走らせ冴山温泉と書かれた塔も見つけました。

しかし、有数の温泉場でありながら人が少なく、スーパー銭湯らしき建物とそれを囲むように小さなモーテルが乱立しているだけです。地図とガイドブックで確認してみると、今いる場所は牙山温泉で、牙山市内にある温陽温泉とは全く別でした。まったく紛らわしい。

温陽温泉

牙山温泉から10kmほど走りOnyangoncheon stn(温陽温泉駅)の標識を見つけました。

ホテル内の温泉に入浴

駅からすぐ近くの温陽グランドホテルに入ります。

この辺りでは有名なホテルらしく、金大中元大統領やカーター元米大統領夫妻の来訪時の写真が飾られていました。

宿泊者以外でも利用できる大浴場でゆっくりした後はホテル内の洋食屋さん食事を済ませます。

今夜の宿をとる

食後はバイクで1分もかからない場所にある梨花モーテルにチェックインしました。
(写真は夜に撮影、チェックインは15:00頃)

今夜の宿 40000ウォン
バイクは警備員常駐の地下駐車場に停め、ロビーには無料料使い放題のPCがあり日本語入力も出来ました。

温泉でカラダがまだ温かいままベッドで横になり昼寝。

夕食は豚カルビチム

目が覚めるともう19:00を過ぎていました。
夜の温陽温泉駅前を散歩に出かけると牙山名物のリンゴを始め果物の屋台が目立ちました。

駅の近くの定食屋さんに入り豚カルビチム2人前を完食しました。ほのかに甘くて美味です。

今日の移動は直線ばかりで単調でしたが、温泉+昼寝+夜の散歩+美味いものが揃った午後を過ごして夜も熟睡です。

10月11日

走行距離 260km

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